(旧ブログ記事) GOD揃いの価値(※オラオラ注意)

 2013-02-11 03:16

※注意
この記事は、「オラオラ」要素を含みます。
・スロで負けている方
・スロでたまたま勝っている方
・ギャンブルで勝つことに自信のない方
にとっては毒にも薬にもなる過激な内容になるかもしれません。気分を害しそうだと感じた時点でブラウザバックをおすすめします。また、すでにギャンブルで勝つことのなんたるかがわかっている人にとっては、当たり前のことしか書いてないので、特に得るものないと思います。
以上、ご理解頂いた上で読んでみたいと思われた方のみ読んでください。



■ 久々のスロ稼働
今月に入ってから相場中心の生活をしていたため、久々のスロ稼働となった。
起きたのは昼過ぎだったが、とても寒かったので、布団でゴロゴロしてたら、結局夕方から稼働することとなった。

■ ミリオンゴッドゼウスver初打ち
マクロスF→ラインバレル→コードギアスと天井狙い台を打ち、19時を回ろうとしていたころ、回っている店の稼働も落ちてきて、拾えてあと1台という状況。
20スロにはめぼしい台も特になく、10スロに美味しい台があれば打って終わりかな、とか考えていたところ、ゴッドゼウスの817Gが落ちていた。20スロなら余裕で打てるライン。10スロでも、前作の期待値から考えると、1500円はあるし、まだ一度も触ってなかったので、挙動を見るためにもと、打ち始める。
特にアツい演出はなく淡々と回して、天井1400到達。その間、竪琴リプが頻発。竪琴リプ頻発は200Gスタートの可能性高いという記事をどっかのブログで目にしていたので、うっすら期待していたら、200Gスタート。その後、ちょこちょこG数乗せとセット数乗せ、天井ループ分で、結局ART9連1400Gで終了。

■ ゴッドゼウス初打ちの感想
評判通り、コイン持ちは前作並かそれ以下、純増は間違いなく悪くなっていた。一方で、黄ナナ連が出やすくなってたり、ART中にモードが落ちないことから、ハズレや斜黄七などでも、ちょこちょこG数乗せがあったり(それに伴うストック乗せもあり)、連荘性能はかなり上がっている印象を受けた。つまり、ダラダラ長く出る仕様になったように感じた。
前作の「神々」でも、閉店取りきれずの展開が多かったが、今作は前作以上に閉店リスクをシビアに考える必要がありそう。


※注意!こっからオラオラ

■ 隣で打ってたにーちゃん
自分がARTを消化し終わる頃(時間は21時を回っていた)、大学生くらいのにーちゃんが暗い顔をして、ふらふらとした足取りで、隣の台に座って打ち始めた。G数は400手前くらい。
「休日にウキウキとスロ打ちに来て、ひどくやられて、ボロボロになって、最後の望みをゴッドに託したんだろうなー」とか思って、自分のARTを消化していたところ、そのにーちゃん、座ってから数ゲームで、GOD揃い引いてやんの。

■ GOD揃いの瞬間
GODを揃えた瞬間、さっきまで死んだ目をしていた表情が、一瞬のうちにパーッと明るくなり、テンションMAX状態でガッツポーズ。テンション上がり過ぎて、コイン入れながら、レバー叩いて、セレクターエラーを起こして店員呼ぶ始末w

■ 打ち始めた時点で終わってる
その一連の様子は、養分時代の自分を見ているようだった。
これじゃー絶対に勝てないわなーって。今日のこのGOD揃いで、フルウェイトでぶん回して、閉店まで出っぱなしで、3000枚くらい出たとしても(GOD揃いだけでは無理だが)、こういう立ち回りをやってる限り、この儲け分は必ず店に還元することになる。
もうね、打ち始めた時点で終わってるんだわ。21時に、G数400のゴッドだよ?G数の時点で期待値マイナスだし、閉店まで1時間半しかないんだよ?期待値どマイナスなんだわ。仮にGOD引いて、勝てても、それはただの一回の結果で、トータルでは終わってるんだわ。

■ リスクとリワード
スロはリール始動までのウェイト時間があって、一時間に800ゲーム弱しか回せないので、21時から打ち始めたら、閉店の22時45分までせいぜい1300程度しか回せない。
今回のように、即GOD引いて、閉店まで純増2.2のARTが続きっぱなしだとしても、2800枚くらいが関の山。つまり、最大リワード28000円(今回は10スロなので)ということになる。
逆に、リスクはどうか。打ち始めが400なので、天井まで残り1000G。ゴッドは1000円で、22回ほどしか回らないので、仮に当たりを引くまで帰りたくない!って気持ちで打ちたおしたらどうなるか。最悪、天井まで当たりを引けなかったら、23000円(10スロ)必要になる。また、天井でめでたく当たりを引けても、ARTは300ゲームほどしか回せず、リターンは600枚(6000円)程度だ。
期待値云々もだが、単純計算で、こんな割の合わない勝負はないってわかるだろーよ。

■ ここから得られる示唆
書いていたら、結構いろいろなテーマに派生しそうなので、先に要点を上げてみる。
1.打ち始めた時点で勝負はついている
2.感情による脳の認識のズレ
3.間違った経験による変なクセ

■ 1.打ち始めた時点で勝負はついている
スロに限らずギャンブル全般(もちろんトレードも)において、トータルで勝つことは、期待値を追い続けることと置き換えても良い。期待値ってのは、今から行うその行為にどれだけの価値があるかってことだ。つまり、その行為を始めた時点で期待値ってのはもう決まってる。
詳しい解説はgoogle先生に譲るとして、大事なことは、「始めた時点で勝負はついている」ということ。その後、どういう展開になろうと、一定のルールにもとづいた「打つ→やめる」という行為の価値は不変なんだわ。
スロで言う「打ち始め」はトレードでは「エントリー」のこと。入った時点で、その後の展開に関係なく、ほぼ勝負はついている。

■ 2.感情による脳の認識のズレ
上に書いたが、ちょっと頭の中で計算すれば、「21時から天井まで1000Gのゴッドを打ち始める」という行為が、いかに厳しい勝負かってのはすぐに分かる。スロやってる奴なら、ほとんど誰もがわかることだ。
じゃあ、なぜこのにーちゃんは出来なかったのか。それは感情によって認識がずれているから。簡単に言うと、頭が沸いて冷静な判断が下せなくなっているということ。
脳みそを過信するな。というよりは、脳みそを完全に意識の支配下に置けているなどど思わないことだ。脳みそは感情によって暴走する。世界の見え方は大きくズレる。スロット養分には、「負けまくって、ボロボロになった時に見るゴッドの400G」と、「その日の勝ちが確定している時に見るゴッドの400G」は全然違って見えるもんだ。かつて、スロ養分だったから、そのズレについては、本当に良くわかる。自分を救ってくれそうな台は「光って見える」んだわw
トレードではどうか。スロの「天井までのG数」は、トレードでは「仕掛けるときのチャートの形」と言ってもいいと思う。頭が沸いている時には、ただの「数字」ですら見え方が違ってくるのに、「形」を同じように見極めるなんて出来るはずがない。
トレードなんて、単純な作業の繰り返しだ。それでも、爆死するのは、この認識のズレを認められないことから生じる小さな事故の繰り返しによる大事故だ。

3.間違った経験による変なクセ
このにーちゃんがこのGOD揃いで、いくら捲ったかはわからないが、今日稼いだ金は必ず店に還元することになる。必ずだ。かつての自分もそうだった。大勝した日の次の日には決まって、勝ち分のほとんどを店に突っ込んでいた。
なぜそうなるのか。それは、今日の勝利が間違った勝利であることによる。このにーちゃんは事あるごとに、今日と同じ行為を繰り返すに違いない。負けてボロボロになった時に、「あの時、同じ状況でGOD引けたよなー。今日もいけるかもしれない」と。
スロ(ギャンブル)で、毎日勝ち続けることなんてできない。勝ったり負けたりを繰り返しながら、トータルで勝つものだ。つまり、負ける日は必ず来る。しかもかなりの頻度でやってくる。すると、「負けたらGODで捲る」というクセがついてしまうと、どうなるだろうか。
負けている時に、期待値マイナスの行為がおまけでついてくる。だから、もっと負ける。もっと負けたらどうなるか、期待値マイナスの「おまけ」が増える。そして、最終的には有り金全部を吐き出すことになってしまう。
トレードでは、計画性のないナンピンなんかがこれと非常に似ている。
トレードなんて、スロットの非じゃないくらいに、損する回数が多い。自分のように、損小利大のルールだと、利確が遅れてやってくる分、トレードの最中は、ほとんど損切りしかしてない印象を受ける。やってる最中は、何十回も損切りしてっけど、本当に勝ててるのか?と疑いたくなるレベルだ。
「損を認めたくない→ナンピンする→うまく行った」
こういう経験をすると、次に損を認めたくないときにきっとナンピンする。それが、うまくいったとする。またナンピンする。。。
この経験を何度もしてしまうと、無意識に脳みそに刷り込まれて、反射的にナンピンするクセがついてしまう。こうなったら、「終わりの始まり」。耐え切れない程の逆行が出るまでの「死へのカウントダウン」が始まる。
これも、ある意味で、「(無計画ナンピンでうまくいき)始めたとき時から終わっている」といえるかもしれない。


試しに、ちょっとオラオラっぽく書いてみたけど、読み返したら、そうでもないなw
この記事、読んだやつに何かの気づきがあれば。



0 件のコメント:

コメントを投稿