(旧ブログ記事)スロットにおける「壁」の乗り越え方

 2013-03-01 07:42

スロットに関しては、専業に転向して二年近く経過しており、正直もう適当にやっててもなんとかなるって気持ちが強かったんだが、先週のFXの反省から、スロットももう一皮ズル剥けないといけないことがわかったので、過去に乗り越えた壁をもう一度振り返った上で、今回の壁に対する対策を考えてみようと思う。

■ 2つの壁
専業に転向してから、過去2回の大きな壁にぶつかった。専業に転向する前、勝てる立ち回りを実践できるようになるまでの壁に比べれば割りと簡単に越えられたが、スロットだけで稼いでいかなくてはならないというプレッシャーから、また違った難しさもあった。
2011年(ar71322)と2012年(ar90287)に1回ずつでかい壁にぶつかり、その度に頭をウンウン唸らせて具体的な改善をしてきたのだが、具体的にどういったものだったか、どうやって乗り越えたのかを明確にしていきたい。

■ 第1の壁:2011年9月、10月に二ヶ月連続でマイナス収支を叩きだす

・原因
1.それまで期待収支が最低1000円以上ある台をひたすら数こなせばいいという考えで、2000台打てば、200万たまる!という信念で稼働しており、どんな台を打とうが期待値1000円で考えていた。結果、今になって振り返ると、ボーダーが下がりやすくなることが多く(1000円あれば何でも打つってスタンスだと、それ以上の期待値を目指そうとしないので、無意識のうちに限界が生じ)、結果的に期待値をあまり稼げていないという事態に陥っていた。
2.また、天井狙いよりも設定狙いの方が手っ取り早いような気がしてしまい、無駄に設定狙いの稼働が増え、損失を重ねる事が多かった。
・改善
以上の2点を解決するために、以下の改善策を講じた
1.期待収支をある程度正確に記録する
これにより、1000円ラインぎりぎりの場合は一旦スルーするなど、期待値がより高い台を打つ意識が向上した。また、その後、出方の波が激しい台が出るにつれて、ボーダーを1500円に上げることになるのだが、ここで正確に記録するようになっていたからこそできた工夫だと思う。
2.総回転数と機械割を台ごとに記録する
これを記録することで、天井狙いだけやった場合の機械割がだいたい104%ということが数字として実感できたので、設定狙いをする上で設定56確定でなければ天井狙ったほうがマシという考え方が生まれ、安易な設定狙いをしなくなった。

■ 第2の壁:2012年5月中旬から続いたドローダウン。一番ひどい減り方で8日連敗でストレート18万。なんだかんだでトータル30万近くやられる。
・原因
1.5月の前半にコードギアスで2日連続で大量獲得し(9000枚、6000枚)、その記憶を引きずってか、コードギアスに関してやや甘いボーダーで立ちまわっていた。
2.大きく勝った後から、じわじわ減っていき、連敗が一週間連続し、気が滅入っている状態で稼働を続けてしまった。どんなに正しいことをしていても、全然引けない時期というのは来るので、そういう時は思い切って休むべきだった。
・改善
この壁にぶつかった時、FXを始めるための目標資産200万まであと10万ほどに迫っていたが、6月が不調に終わったことで、当初の目標を達成できない状態で、半ばやけくそにFXに移行し、FXでもかなりの損失を被ることになった。そこでマインドの入れ替えを行い、結果的にスロットの壁も乗り越えることができた。具体的には、
1.期待値とは別に、平均投資額、平均回収額を記録するようになる
同じ期待値1500円でも、最大投資額が2万円の場合と、1万5千円の場合とではかなり意味合いが違ってくることを実感。それまでは、いかに出るかということに意識が向いていたが、投資額(損)をいかに抑えるかということにも意識を向けるようになる。過去のデータから月の平均投資額が6k台を維持できていればヒキが悪くても、そこまでひどいことにならないことがわかり、立ち回りに取り入れる。
2.JACエナなど無条件で手に入るコインや、目押しミスなどによる損失、また時給など、確率とは関係のない部分についてもきちんと記録するようになる。
立ち回りの時間効率も意識するようになり、より拾いやすい地域、店を回る工夫をするように。
目押しミスなどによる損失を少しでも抑えることで、無駄を減らす意識が高まり、収支の底上げにつながる。
※全部書き終えてから、ここを読み返したが、今回のメンタルの工夫を収支表に反映させることで、意識に刷り込んでいくってのは、この時にすでにやってたんだな。潜在意識ちゃんは優秀だぜw

■ 第3の壁:稼働量が減少したことで、月単位の収支が荒れやすくなる
以上のように、2度大きな壁を乗り越えるための工夫をしてきたが、今回また新たな壁にぶつかった。それは、稼働量が減ることで、月単位で安定した収支が得にくくなったということ。
特に最近のG数解除AT機の台頭で、台の出方の波自体も荒くなり、より一層安定させるのが困難になっている。
月単位ってとこにこだわらなければ、稼働量が減っても、ある一定数をこなした段階での結果は同じなので、あえてこの壁を乗り越える必要もないのだが、せっかくなので、スロももう一段階上を目指してみようと思い、稼働に工夫を加えたい。
・原因
平日相場と向き合いたいので、スロの稼働は基本的に土日のみになってしまう。稼働は今までの4分の1となってしまい、月ベースの収支が今まで以上にヒキに左右される。
・改善
数をこなすことよりも、質に重点をおいた稼働をする。
具体的には、今までは期待値1500円をベースにしていたが、それを2500円に切り上げる。ボーダーを上げると、その分天井台を拾いにくくなり、こなせる台数も減ってしまうので、トータルの期待値はあまり変化がないかもしれないが、平均投資額がぐっと抑えられるので、ひどい負けが減り、安定度は増しそう。

稼働日数が減る上に、稼働台数も減ってしまうので、一日何も打たずに終了ということもありえるかもしれないので、何かしらメンタル面での処置も必要だ。
そこについて一工夫出来ることがあるとすれば、
1.意識的に違う地域をローテーションで回ることで、地域ごとの新台の入れ具合や稼働状況を見るという名目上の目的を設定する
2.大型店の漫画コーナーの漫画を読破することをサブ目的に据える
3.どれだけ美味しい台を取れるか、期待値の高さを目標にする
これらを収支表に加えることで、メンタル面でのサポートもきちんとしておく。

■ 終わりに
実際にやってみないとわからんが、来月(今週末)からの稼働では、このことを意識して立ちまわってみる。
こうして、読み返してみると、つくづく相場でも使えそうな工夫が盛り沢山だな。こういうメリットのために、スロでタネ銭をためたんだんだから(相場で負けてる時はすっかり忘れてたけどw)、転用出来るものはガンガン転用、応用していこう。

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